腰痛と寝返りと寝具のこと
育児書によれば生後2カ月位から赤ちゃんに寝返りをさせなさいと教えています。これは赤ちゃんが一日のうち殆どの時間、同じ姿勢で眠っているので、寝具と接しているところが鬱血するからです。大人は意識していませんが、レム睡眠とノンレム睡眠を90分間隔で繰返しています。レム睡眠になった時、寝返りをしています。レム睡眠というのは身体が寝ていても脳が起きている状態の睡眠のことです。このとき身体の歪みを修復して鬱血も和らげているのです。
とこらが深酒をして前後不覚に寝てしまうと身体も脳も寝てしまいます。このような状態の睡眠をノンレム睡眠と言います。この状態の時は寝返りをしません。脳が眠っているので「修復しなさい」という命令を出さないのです。だからこんな時に寝違いにもなるし、朝起きた時身体のあちこちが痛むのです。
こんな話を聞いたことはありませんか。太ももの大腿骨を骨折して70 日位入院し、退院間際にリハビ?をして退院しても、退院後にはしばらく歩行が困難になります。人の筋肉は動かさないと廃用性筋萎縮症になります。宇宙船から帰還した宇宙飛行士が車椅子で移動しているシーンを見たことがあるでしょう。人の筋肉は重力に逆らって動くことで維持もできるし、増強も出来るのです。
敷布団の下にマットを敷いている人がいますが、お勧めはできません。何故なら身体が沈み込んで寝返りが出来にくいからです。年齢と共に足や腰が弱ってくると、起きる時にベットが楽だと言ってベットを購入される人があります。しかし、しばらくするとマットを取り除いてその代わりに畳を敷く人もいます。敷布団が柔らかすぎると、寝腰が痛いし却って疲れると言います。昔の人は「せんべい布団」が一番だと言いますが、その通りなのです。
深酒と寝返りの処で深酒の良くない点を書きましたが、これはアメリカの研究所のレポートですが紹介します。常時飲酒の習慣のある人は、無い人と比べるとビタミン類、葉酸、炭素、ナトリュウムが30%ほど体内で不足しているといいます。腰痛を修復するときこれらの微量栄養素は必要なものですから飲酒はほどほどにしましょう。外科的な手術をしたときなどは禁酒になります。これも同じ理由からです。